造形美と素材美

もう8月なのに梅雨空に戻ったような3連休の初日。

スッキリしないですね。

 

 

さて今回はタイトル通り美容師らしく美について僕の考えのお話を。

 

 

造形美・・・造った綺麗さ。

造形なので、本来あるものを加工して造る考え方。

極端に言えば美容整形はこの考え方になる。

 

ヘアスタイルに置き換えると、

・直毛の人をパーマでカールやウェーブをつける

・ハイトーンのヘアカラーにする

・アクセントになるようなデザインを取り入れる

・白髪染めをする     などが当てはまる。

 

 

素材美・・・素材の美しさ。

・クセを活かしたカット

・自の色を活かしたデザイン

・髪の収まりのいい長さ  など…。

 

この仕事をしていると、最初にカウンセリングさせて頂きますが、

お客様の要望を聞いているとリクエストの多くは造形美を求められてる感じがしています。

しかし、美容師としてお客様本来の生え方やクセ、髪色など、素材を無視できない環境と直面してます。

 

なので、元の素材から離れ過ぎた造形美を求めすぎると、

帰ってからの再現性が難しくなったり、自分でのお手入れの割合が増えてきます。

 

そこで自分のスタンスとして、カウンセリングでのリクエストは

まず「理想」と捉えます。

その上で、素材美×造形美を考え、素材からかけ離れ過ぎないデザインで考えるようにしています。

 

素材美3×造形美7 なのか

素材美7×造形美3 なのか

 

ハイブリッドでどれくらいデザインできるかで決まります。

 

 

カウンセリングの中では仕上がりのゴールの共有が重要です。

ここでの話しはゴールの共有の上での解釈です。

 

僕自信もそうですが、自分で自分の髪の事やデザイン、バランスは知りません。

鏡で見ている自分は、他人からは逆に見えてます。

自分の声は、他人から違って聞こえてます。

 

このように、自分でわからないことが沢山あるます。

リクエストに耳を傾けて

ゴール共有をして

その人に向き合ったデザインを客観視し

ハイブリット美しさを造っていくかをイメージしています。

 

これで喜んでくれるか?と悩むこともあります。

この世に絶対はないと思ってますが、とにかく喜んで頂けるデザインを目指す。

帰ってからも再現できる、ハイブリッドなヘアスタイルを仕込んで

お客様を送り出すことに集中して取り組んでいます。

 

生活していて、もしくはスタイリングしていて気にになる点や疑問などは、

造形のやり方次第で解決出来ることもいっぱいあります。

 

是非ご相談をお待ちしております。

 

 

新潟市 中央区 美咲町

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KACIKO カシコ

ディレクター ガワさん

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